一般庶民の食卓の味方

山国干物商店
日本の「朝食の風景」

干物を食べたことのない日本人というのもあまりいないのではないだろうか?
一般的な「朝食」の風景に上がる光景であり、また旅館や民宿の朝ご飯としても定番のイメージをもつ。
一般庶民の食卓の味方として、ご飯、味噌汁と共に大きな存在感を醸し出している。
抜群の素材と“天日干し”にこだわった職人技

静岡県伊豆半島の東海岸に位置する伊東市。
日本におけるアジの干物の生産量は静岡県がナンバーワンで、全国のおよそ37%をシェアし、 その中でもとりわけ沼津市と伊東市が群を抜いているという。
海岸線から見える干物を干す風景は圧巻。特に熱海から網代にかけては「干物銀座」と呼ばれている。
完全天日干しの昔ながらの製法

乾燥に機械を使う店もあるが、そのような干物は生臭みが残り、水が出ると言われるため、山国干物店は明治から完全天日干しの昔ながらの製法にこだわっている。
夏場の天気がいいときには1~2時間で乾くが、乾燥しすぎると変色してしまうため、絶妙な匙加減が必要となる。
冬場は空気が乾燥しているため好都合だが、日が出ないこともあるので天気を読むのは熟練の技だという。 美味しい干物を作る秘訣は他にもある。
まず、材料をよく見極めること。その日の朝に漁協から魚を仕入れ、そのまま手作業で開き、洗い、塩に漬けて干す。ここまでは時間との闘い、スピードが命なのだと言う。

網に美しく並べて干してある風景に圧倒され、海外の観光客で足を止める方も多いとのこと。
夏の夕方、お店の前のBBQコンロで肉や野菜と一緒に干物を焼き、頭からかぶりついて食べるのがとても美味しいのだという。
海外へ持ち帰りたいなどという場合は、もちろんアドバイスもする。 帰国まで品質を保持できるように、美味しく食べられるように、1枚からでも個装して販売してくれるそうだ。
自国に帰っても楽しめる、日本の干物。
是非BBQコンロで焼いて頭から食べてもらいたいと思う。
photo and report by Yuki






詳細情報
休業日:
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営業時間:
8:30AM to 18:00 (to 16:30 in winter season)
支払方法:
現金
外国語対応等:
日本語のみ
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WASHOKU CLIPさんの投稿 2017年5月9日
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