日本人はなぜ桜の木の下で宴会をするのか?

花 見
日本人はただの酒好きの民族?

この季節になると、TVでもよく話題に挙がる「桜」。
天気予報と共に桜前線予報なるものまで存在する。
桜が開花した公園で、シートを拡げ、仲間たちと楽しそうに酒を酌み交わす映像を見たことがある方も少なくないだろう。
日本人は何故ここまでしてまだ肌寒い屋外で酒を酌み交わすのであろうか?ただの酒好き集団なのか?
桜の木の下で酒を飲むのは意味がある

日本人の心の象徴でもある桜。
そんな桜の木の下で酒を飲むようになったのは最近になってからではなく、長い歴史がある。
実は、桜とは「神様の宿る場所」と言い伝えられている。
桜=さくらであるが、
「さ」とは神様の事であり、
「くら」とは座る場所、
すなわち桜は神様が天から降り立つ場所なのである。

桜の花が長い期間咲き続けていると、その年は豊作になるという言い伝えがある。
農民たちは桜が咲くと、神様が直ぐに去らないように酒でもてなし、出来るだけ長い間居続けて(咲き続けて)もらえうるように願ったのであった。
この酒(さけ)にも意味がある。
「さ」=神様の「け」の食(日常食)という意味であり、神様が普段口にしている飲み物が酒である。
それをふるまいながら自分たちも神様と一緒に酒を頂くのが花見である。

このように桜の木の下での宴は神聖なるものである。
とは言っても、そんなことを理解して花見をしているというよりは日本人スピリットがそうさせているのかも知れない。
でも、ただの酒好き民族ではないという事だけは言っておきたいのと、神様の宿る木「桜」を折ったり引っ張ったり粗末に扱うと日本人はとても悲しむので注意して欲しい。
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Why Does the Japanese have outdoor party under the cherry trees? #washokuclip #sakura #hanami #cherryblossam #spring
WASHOKU CLIPさんの投稿 2017年4月6日
Enjoy your trip in Japan and WASHOKU CLIP WORLD !